剣が交わると、再び打ち合いとなる。「そのうち、楽に終わらせてやる」「その自信が過信だったことを、思い知らせてやるよ」平坦な場所に移ってからは、攻勢を強めてきたタトリーニ。「さっきは、よくも恥ざらしにしたな!」ああ、風呂での一件か。滑稽で楽しめたがな。一気に間合いを詰められ、息もつかせぬ攻撃が続く。オレも対応するが、さっきより早い。「やっぱり抑えていたか……」「ああ、お前を確実に捉えるためだ!」斜面の時より一段と増してきている。相当、恨んでやがる。尚も手を休めることなく、攻勢を強めて意気揚々となってきた。むかつくほどに。「パスク、お前の弱点は分かっている」「ああ?どういう意味だよ」「焦らなくても、今に教えてやる」タトリーニは更なるギア上げをして、スピードが増してきた。荒波のスピードで、確かにこれは早い。一瞬のスキ...【小説】「パスク、あの場所で待っている」第40話
2020/03/11 06:02